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東西南北

ニッケイ新聞 2012年12月12日付け

 コリンチャンスの日本でのクラブW杯で盛り上がるサンパウロ市だが、その裏で11日、パルメイラスの守護神マルコスの引退試合が行われた。99年のリベルタドーレス杯はじめ、同チームに多くの優勝をもたらしてきた守護神は、02年のW杯でも正ゴールキーパーとしてブラジル代表の優勝に貢献。それだけに、本拠地改装中、チーム2部落ちでの引退式は寂しいが、パルメイラスには新スターを生みだすよう、がんばってほしいもの。
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 ブラジルが世界に誇る建築家オスカー・ニーマイヤーは5日に亡くなったが、半年前に亡くなったニーマイヤーのひとり娘、アナ・マリアの展示会が、リオ中央部のパッソ・インペリアルで11日から6月まで開催中。画家であり、70年代以降のリオのアート界を盛り上げた自身の名を冠したギャラリーの持ち主でもあった彼女の所蔵作品がメインだが、父オスカーが描いたデザイン画も一部あるという。
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 9日に巨大クリスマス・ツリーが設置されたサンパウロ市南部イビラプエラ公園では、その近くに造られたスケート・リンクも話題となっている。サンパウロ市でのクリスマス前のスケート・リンク設営は今年で3年連続だが、同地でははじめてで、23日まで14〜22時に営業する。ホワイト・クリスマスが望めない南米だが、せめて気分だけでも味わうには良い企画だ。