東西南北

ニッケイ新聞　２０１２年１２月１５日付け

　ジウマ大統領は１４日モスクワで６５回目の誕生日を迎えた。前夜はボリショイ劇場でバレエ「白鳥の湖」を観賞したあと、長女とレストランで食事を行なった。１４日当日はクレムリンでプーチン大統領と会談し、ブラジルの狂牛病問題について話すなど、多忙な日を過ごした。また、この日にはＩｂｏｐｅの世論調査も発表され、国民からの支持率は６２％。この率は大統領には良いプレゼントになったか。
　　　　　◎
　１３日夕方、サンパウロ市で強い雨が降り、各地の道路で被害が出た。市内では合計２０カ所以上の道路冠水が報告され、西部のヴィラ・マダレーナでは、車が次々と浮き上がり、流される混乱まで発生。サンパウロ市全体で１９９ｋｍの渋滞も発生した。夕方になって強い雨が降る直前には強い湿気を伴った暑さが感じられるものだが、今年の１２月は例年以上に熱く、平均気温は５度以上高い。この夏は雨も多くなりそうだ。
　　　　　◎
　あす１６日は横浜の日産スタジアムでクラブ・ワールドカップ決勝が行われ、コリンチャンスが世界一をかけて欧州代表のチェルシー（イングランド）と戦う。選手たちは現在調整中だが、気がかりなのは慣れない冬の寒さ。連日の日本からの報道でも、毛布をまいたり、顔を服で鼻まで隠した選手たちの姿が目撃されている。大勢のコリンチアーノの熱気で寒さを吹きとばしたいところ。