サンファン日本ボリビア協会(石沢登志雄会長)がこのほど、同移住地の歴史を綴った『もうひとつの移住史〜入植初期 あの日々の記憶と記録の断片』(232頁)を刊行した。
同移住地では、30、40、50周年時にも移住史を刊行してきた。今回は従来の周年史とは異なり、入植初期に子どもや青年、若き主婦だった移住者や、同地にゆかりのある人々の作品を既刊の発行物から抜粋して編纂された。様々な立場と視点から入植初期の体験が浮かび上がる。
第一部「開拓初期の頃」、第二部「生活〜なにはともあれ衣食住」、第三部「いのち〜誕生と別れ」、第四部「女性のつぶやき」、第五部「もう一人の移住者〜子どもの眼から」
石沢会長は「厳しい開拓生活の中で、人々が何を考え、どのように行動したかを知る機会になれば」と話している。
問い合わせは同協会(電話=591・3・934・7055、Eメール=sanjuan@abj-sanjuan.org.bo)まで。
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