アラビカ種のコーヒー生産・輸出では世界一のブラジルだが、ミナス・ジェライス州にある国内最大のコーヒー農家組合Cooxupeのコーヒーの収穫量が今年は410万袋(1袋60キロ)となる見込みで、今年年初に予想されていた600万袋を30%下回る結果となりそうだ。420万袋だった昨年と比べると、2・3%減だった。
カルロス・パウリーノ・ダ・コスタ同組合長によれば、収穫量の低下は同州やサンパウロ州などを襲った干ばつの影響が大きく、豆の外観からも栽培量の低下が見て取れる。「(通常より)小さく、変形して重みがない」と言う。通常より小粒になればその分収益も落ちる。ただ、味には影響しないとか。
国家配給公社(Conab)によれば、ブラジル全土のコーヒー収穫量は4460万袋(1袋60キロ)で、昨年の4915万袋に比べて9・3%減となる見込みだ。(29日付G1サイトより)