選挙高等裁判所は29日、10月の選挙で投票する有権者の情報を公表した。その結果、全体的に高齢化が進んでいることが判明した。
ブラジルでは18歳以上が成人とみなされ、いかなる人も投票の義務がある。16、17歳の人は任意で、希望すれば有権者として登録できる。
16~17歳の有権者は前回の選挙時(2010年)は239万1352人いたが、今年は163万8751人と約75万人(31%)減少した。ジアス・トフォリ同裁判所長官は、その理由の一つとして、従来は6月30日(有権者登録の期日)の年齢で集計していたが、今年は投票日の年齢で集計するソフトを導入したので若い有権者が減ったと見ている。
45~59歳の有権者は3380万人で全体の23・4%を占め、前回の3080万人(全体の22・7%)から9・9%増えた。60~69歳、70~79歳、79歳以上の人口もそれぞれ増加。60歳以上の有権者は17%増えており、有権者が高齢化したと考えられる。
また国外投票を行うブラジル人は35万4184人(全体の0・25%)で4年前より76%増えた。今年の選挙では1億4282万2046人が投票する(前回の1億3580万4433人比5・2%増)。
地域別の有権者は南東伯6204万2794人(43・44%)、北東伯3826万9533人(26・80%)、南伯2111万7307人(14・79%)、北伯1080万1178人(7・57%)、中西伯1023万8058人(7・17%)となっている。52・13%に当たる7445万9424人は女性で、4年前の51・82%(7025万2943人)より、比率も人数も増えた。(29日付G1サイト、同日付アジェンシア・ブラジル、30日付エスタード紙より)