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SC南部の工場で火災=隣の町からも黒煙見える

 サンタカタリーナ州南部のブラッソ・ド・ノルテのプラスチック成形工場で6日の朝発生した火災は、近隣の市の消防隊も駆けつけて消火を試みているが、6時間以上経っても鎮火出来ず、その黒煙は一時、近隣の町からも見えたという。
 火災発生は6日朝10時頃。倉庫内には5万キロに及ぶポリウレタンなど、大量の可燃物が置かれていたため、火の勢いが強く、午前中は高々と昇った黒煙が近隣の町からも観測された。
 ブラッソ・ド・ノルテ市からは少なくとも40人の消防隊員が派遣され、近隣4市からの応援隊員と共に消火に当たっているが、屋根は焼け落ち、壁の一部も崩れ落ちた。午後4時半現在は火の勢いが落ちてきたが、石油化学製品が大量にあるため、未だに黒煙が立ち上っている。
 火災の原因や負傷者の有無などは午後4時現在もつかめていない。消防は工場の四方100メートル以内を関係者以外立ち入り禁止としたが、近くを通る州道108号線は、午後3時までに通行が再開された。
 ポリウレタンなどが燃えた事によって心配される中毒性の物質の大量放出については、防災局が調査中だ。(6日付G1サイトより)