先月31日の県連代表者会議で、下本八郎元サンパウロ州議が特別出席し、「10月の選挙では、団結して日系候補を応援してほしい!」と居並ぶ各県代表者へ演説を行なった。
それを受けて山田康夫日本祭り実行委員長も、「日本祭りの予算の約1割は日系議員の働きかけで政府が援助してくれたもの」と日系議員の貢献を認める援護射撃をした。
日本にいるときは欠かさず投票していたオーリャ子だが、今は在外選挙登録をしておらず、ましてブラジルの選挙権は持っていない。
これだけで誰に投票するかを選ぶのは早計かもしれないが、同実行委員長によれば、来年も苦しい台所事情が予想される。コロニアが始めて、今ではブラジル社会の名物行事となった日本祭りを続けるために、日系政治家も日本側も大同団結するのは、日伯外交樹立120周年に相応しいあり方だろう。(石)