安倍晋三首相は2日夕方、サンパウロ市のチボリホテルで開かれた「国際和食セミナー」に出席し、梅田邦夫在伯特命全権大使らと共に当地の食材で準備された和食に舌鼓を打った。
同セミナーは、まだ伯市場に流通していない日本の加工食品や、和食の紹介・普及等を目的に日本農水省が主催したもの。試食会に先立って行われた講習・実演の部では、さかえ寿司(千葉県)の風戸正義シェフ、サンパウロ市のレストラン「藍染」の小池信シェフ、「D・O・M・」のアレックス・アタラシェフの3人が講師をつとめ、料理を学ぶ学生らが出汁や日本食材の利用法を学んだ。
安倍首相は夕方の試食の部に出席し、「和食を通し、日本のものづくりやおもてなしの精神を感じてほしい。来年は修好120周年。今後は経済だけでなく文化面でも関係を強化していきたい」などと挨拶、文化交流に向けた意欲を印象付けた。
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