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サンパウロ市バス料金値上げ=11%増しで3レアルに

ニッケイ新聞 2011年1月4日付け

 今年もサンパウロ市のバス料金が値上がりする。12月29日付伯字紙によれば、28日、カサビサンパウロ市長が5日より現在の2・70レアルの11・11%増となる3レアルに設定すると発表した。
 昨年度は6億6千万レアルだったバス会社への市の補助金を、今年度は6億レアル以下に押さえる意向。ビリェッテ・ウニコ(複数回数乗車カード)を使った地下鉄やCPTM(パウリスタ都電公社)との乗り継ぎ料金は、今までの4・07レアルから4・29レアルへ。同料金は2月に再調整される見込みだ。
 今回のバス料金値上げ調整率は、昨年末の消費者物価指数(IPCA)5・9%の2倍と高率。徐々に値上げされるサンパウロ市のバス料金は国内で最も高い。その次はやはり値上げされて2・90レアルとなったオザスコ市。
 ただし、5日の新料金設定以前にビリェッテ・ウニコにお金を入れておけば、その料金分は5日以降も現行の2・70レアルで乗車できる。ビリェッテ・ウニコに入金できる限度額は100レアル。