ニッケイ新聞 2011年1月12日付け
昨年の紙面で宮城県人会が農村の治安改善セミナー開催を企画中と紹介したが、その後一向に音沙汰がないので、来社した中沢会長に尋ねてみた。すると、当初予定していたモジ市ピンドラーマ植民地での駐在所制度に加え、現在地元アチバイアのタンケ地区でも導入準備を進めており、そこでの取組みを合わせて紹介する考えとのこと。3、4月ごろの開催になるだろうとの返答だった。関心のある人もいただろうから、まさか企画倒れに? と思っていたが一安心。
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「マワカ」の15周年コンサートでは、日本伝統音楽との共演が見ものだろう。同グループは百周年記念行事「日本文化週間」でも目玉公演として、和太鼓、三味線、尺八などと共演するなど関わりが深く、16日には日本の民謡とブラジル・インディオの音楽の不思議な組み合わせも紹介されるという。新たな音楽、文化が生まれていく、その瞬間を体感できるのでは。
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5日付け樹海コラムの中で「10レアルの電話カードを買えば1時間半も日本と話せる」と書いたら、問い合わせが何件も編集部にきた。これは東洋街リベルダーデ広場のバンカ篠崎(太陽堂書店の向かい)で売っている「Fale Japao」という電話カードだ。裏面にあるカード番号を削って出し、日本語でかけ方が書いてあるのでその通りにする。有効期限は第1回目の電話から6カ月間なので要注意。恐らく他にも売っている場所はあるようだ。