ニッケイ新聞 2011年1月13日付け
ピエダーデで行われた林間学校は、3日間を通じて厳しい寒さとともに激しい雨にも見舞われた。肝試しやオリエンテーリングは一部予定を変更せざるをえなくなったが、練り直して無事に実施できて安堵する担当教師とはうらはらに、生徒たちは大いに楽しんでいた様子。ハイライトであるキャンプファイヤーも変更となり、体育館でゲームやフォークダンスを楽しみ、最後に電気を消した暗闇の中、各人がろうそくを持ち今年の林間学校のテーマ曲「ひまわり」を歌った。激しく燃えるキャンプファイヤーではなかったものの、静かで幻想的なこの光景も記憶に残る1コマになったようだ。
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12日行われた日語教師合同研修の開講式で、基金日本文化センターの内山所長は日語の魅力を「心に残る物語が凝縮されたのが俳句や短歌であり、詠むとすっと心に響く、そんな日本語の魅力を伝えてください」と語り、教師らを激励した。参加者数は一時の半分以下になったというが、会場には熱意のある教師がまだまだ溢れていた。
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ブラジル情報誌「ピンドラーマ」1月号が発行された。今月は「ヨーロッパの町並み・絵本の世界—グラマード」「2010リオ戦争」「ブラジルビジネスで失敗しない秘訣」ほか、写真、音楽、映画、文学、食、美術、経済、社会、サッカーなどの情報を掲載している。日系書店や日本食レストラン、旅行者などで配布している。問い合わせはコジロー出版社(11・3277・4121)まで。