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ニッケイ新聞 2011年1月14日付け

 12日朝のグローボニュースでの「科学技術省の担当者が日本に水害予測の視察にいっている」との報道を受け、JICAブラジル事務所に確認すると、08年暮れに大水害を蒙ったサンタカタリーナ州の市民防衛局、開発局から一人ずつ日本の防災対策を研修するために今月10日から2月26日まで訪日しているという。「水害予知システムなども当然研修内容に入ります。もしリオ州からも同様の要請があれば応じる準備はあります」とのこと。日本は天気予報の精度が高いことで定評がある。毎日「晴れのち時々雨」の予報ばかりのどこかの国のそれとは大違いか。天気予報、水害予知などのシステム向上を支援するのは、ブラジル民にとっても大歓迎に違いない。
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 開催中の大相撲初場所。十両東筆頭に上がったブラジル出身力士魁聖(友綱部屋)の活躍が期待されているが、残念ながら初日から3連敗を喫し、5日目を終えて1勝4敗と苦しいスタート。巻き返しに期待したいところ。もう一人のブラジル出身力士魁心(三段目東二枚目)は、1勝2敗。