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ニッケイ新聞 2011年1月20日付け

 サッカーJリーグ2部の柏に所属する日系ブラジル人のエフライン・リンタロウ・ダ・シルバ選手が2月から1年間、同じ2部のFC岐阜に期限付き移籍する。クリチーバ出身、日系三世のリンタロウ選手は現在19歳。15歳で家族と訪日、愛知県の高校を卒業して昨年柏に入団した。ポジションはフォワード。身長186センチ、75キロの恵まれた体格だ。活躍に期待。
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 23日に舞踊会を開く花柳寿り翔氏。公演のトリを飾る『流星』では、〃形見〃とともに踊るという。2007年に亡くなった三世家元壽輔師匠が、その死の直前に催した舞台で、寿り翔氏の為に特注してくれた4つのお面だ。「お面は形見。この曲は本当に思い入れが強い」と寿り翔氏。演目の内容は、空の上、星の住人の物語。師も空の上から舞台を見ているかも知れない。
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 昨年2月6日付けパラナ新聞によれば、市村之さんは08年10月の市長選挙候補者中、パラナ州で1位、全伯でも5位の資産家であり、選挙裁判所に登録した資産は5500万レアル(約27億円)だった。人口わずか1万1472人(伯地理統計院10年調査)のウライ市において、この資産と雇っている労働者の数を考えれば、市村さんの存在感は圧倒的だと分かる。一介の移民が裸一貫からこの身分を築いた裏には、様々な苦労があったに違いない。