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東西南北

ニッケイ新聞 2011年1月27日付け

 ペルーで開催中の南米ユース選手権第4戦でエクアドルを1対0で下したブラジルは、B組1位で28日からの決勝トーナメントへ。イエローカード1回の選手温存のため、レギュラーは2人というチームは苦戦を強いられたものの、エンリッケの得点で勝利。各組から4チームが決勝トーナメントに進み、上位4リームはユース世界大会、同2チームは12年ロンドン五輪出場権を獲得する。
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 12日からリオ州山間部(セラーナ地方)16市を襲った雨の被害は、25日現在、死者827人、行方不明者541人、避難生活者2万5千人超と報告されている。行方不明者の多くは土砂や瓦礫の下に埋まっていると見られ、1500人が死んだ1949年の脳膜炎流行を上回る災害となる可能性も。サンタカタリーナ州の洪水被害は69市に及び、5人が死亡、162人が負傷。被害額は4億1300万レアルと見込まれている。
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 昨年6月にサンパウロ州ナザレ・パウリスタで殺害されたメルシア・ナカシマさんの母親と兄弟が23日、2人乗りのバイク2台に追われ、逃げようとして崖から転落という事件が起きた。兄弟は軽傷だが、母親は骨折。警察はメルシアさん殺害事件との関連も含め捜査中だ。メルシアさん殺害事件のミザエル・ビスポ・デ・ソウザ容疑者は26日、関与を否定するメールを送ってきたという。