ニッケイ新聞 2011年2月2日付け
サンパウロ市のサンバチームが加入する「サンパウロ・エスコーラ・デ・サンバ連合(Uesp)」が3日に開催するコンクールで、田辺森下佳苗さん(41、大阪)が「X—9パウリスターナ」(スペシャル・グループ)代表として女王(Rainha de samba)部門に出場することが決まった。
同コンクールは今年2回目。女王、プリンセーザほか、男性のパシスタ・デ・オウロなどの部門に分かれ、女王部門には18人が出場する。
田辺さんは19年前にサンバを始め、日本でも浅草のカーニバルなどに出場。結婚して14年前にブラジルへ渡った後も「VaiVai」や「Rosas de ouro」などの有名チーム、03年からはX—9に参加し、パシスタとして毎年のカーニバルに出場する。「奥が深く、アドリブも面白い。サンバを通じてブラジルを知ることもできるし、日本のことを聞かれて教えることもできる」とその魅力を語る。
コンクールはアニェンビー公園のエリス・レジーナ講堂(Av. Olavo Fontoura, 1209, Parque Anhembi)で3日午後8時から。オープニング、水着やドレス、スピーチ、サンバの衣装での踊りなどの審査で女王の座を競う。11時ごろまで
入場無料。田辺さんは、「日本人、日系人の方に応援してもらえたらうれしい」と話した。