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イタリア料理で認定証=伝統にこだわるサンパウロ州30店に
ニッケイ新聞 2011年2月16日付け
移民国ブラジルで、本物のイタリア料理が食べられると太鼓判を押されたレストランがサンパウロ州に30軒あると15日付エスタード紙が報じた。素材やメニューなど、伝統にこだわる10項目の基準に合格した店は、サンパウロ市29軒とヴァリーニョス1軒。サンパウロ市の29店は市単位では世界最多だ。
こだわりの10項目は、イタリア料理の免許を持つまたはイタリア料理店で修業を積んだシェフがいる、メニューはイタリア語表記で中身をきちんと伝えるポ語併記、メニューの半分以上がイタリア料理、少なくとも5種類はイタリア伝統のレシピ(作り方)採用、最低2割のワインがイタリア産、オリーブ油もイタリア産、イタリア風の盛付け、イタリア語が自由な従業員が最低一人はいるなど。
1997年にイタリアで決められた基準は、素材の写真をイタリアに送り委員会審査を経るほどのこだわりぶりだ。昨年からは認定作業が世界的に行われ、45カ国440店が認証済みという。