ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 燃料用アルコール初の販売減を記録

燃料用アルコール初の販売減を記録

ニッケイ新聞 2011年2月18日付け

 2010年の燃料用アルコール(エタノール)販売が、2003年以来初の減少を記録したと16日付フォーリャ紙が報じた。天候不順などで世界的な砂糖不足と価格高騰が起き、ブラジル業界が砂糖増産に傾いたため、アルコールの供給量減少と価格上昇を招いた事が原因だ。販売量は150億リットルで、前年比8・5%減。競争力を増したガソリンは17・5%増となった他、ディーゼルが492億リットルで11・2%、航空機用のQVAも15・1%増を記録。燃料全体の販売量は前年比8・4%増の1179億リットルだった。