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サンパウロ市など3市で狂言公演=交流基金=京都の大蔵流から4氏来伯=伝統の笑いを堪能して

ニッケイ新聞 2011年2月19日付け

 国際交流基金サンパウロ日本文化センターは23日から、リオ、クリチーバ、サンパウロの3都市で、狂言大蔵流の名門千五郎家より狂言師4人が出演する公演を開催する。
 江戸初期より代々京都を中心に活動してきた同家から茂山茂、松本薫、島田洋海、山下守之の各氏が出演する。
 茂山氏は茂山正義(現十三世千五郎)の次男、松本氏は重要無形文化財総合指定保持者。海外での活動にも積極的で、アメリカ、カナダ、フランス、ポルトガル、スペイン、フランスでの公演を行っている。
 同センターは「『古典芸能』というと少し堅苦しい印象を受けるかもしれませんが、室町時代に能とともに形成された狂言は、観て笑って楽しめる喜劇的なセリフ劇です。現代に引き継がれる日本の伝統芸能を、この貴重な機会に是非ご堪能下さい」と呼びかけている。
 12歳以上対象、入場無料。
 リオとサンパウロの公演は開始前に劇場入り口で整理券を配布。
 クリチーバ公演は21日から在クリチーバ総領事館(41・3322・4919)でチケットを配布する。
【公演日程】
◎リオデジャネイロ
 23日午後7時から、CAIXA Cultural Teatro Nelson Rodrigues (Av. Republica do Chile, 230, anexo)で。水害被害者への寄付のため1キロの保存食の持参が必要。
◎クリチーバ
 25日午後9時から、Centro Cultural Teatro Guaira (R. XV de Novembro, 974)で。
◎サンパウロ
 27日午前11時から、Teatro Gazeta (Av. Paulista, 900, terreo)で。