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日系男子学生が重体=バールで暴漢の銃撃受け

ニッケイ新聞 2011年2月26日付け

 23日夜、ゼツリオ・ヴァルガス大学に通う日系学生、富永・秋岡クリストファーさん(24)が大学近くのバールで友人らといるところを二人の暴漢に銃撃され、クリニカ病院に搬送された。25日に意識は戻ったものの予断を許さない重体の状態が続いている。
 富永さんはノーヴェ・デ・ジューリョとドトール・プリニオ・バレット通りの角にあるバールで友人らとトランプ遊びに興じていたところ、ヘルメットをかぶり、ピストルを持って乱入した二人組に銃撃された。
 一緒にいたジュリオ・バクリさん(22)は5発の銃弾を受け死亡。富永さんは4発を腹部や足に被弾した。
 家族の証言によれば、富永さんは、一カ月ほど前にベラ・ヴィスタ区のバールで同席した客と口論になったという。
 警察関係者は、「無差別なものではなく、明らかに富永さんを狙った犯行」と述べ、関係があると見られる口論相手の確定を急いでいる。