ニッケイ新聞 2011年3月4日付け
ブラジル剣道連盟(児島修徳会長)が主催する「第29回全伯幼少年剣道大会」が2月13日、サンパウロ市のバネスパ体育館で開催され、国内130人の豆剣士たちが元気一杯白熱した試合を繰り広げた。
ロンドリーナ、ペレイラ・バレット、クリチーバ、ブラジリアなど各地から20チームが出場。開会式では児島会長のあいさつに続き、玉置正・同連盟顧問、京野吉男ブラジル日系協会会長が祝辞を述べた。
林義宣審判長から大会ルールの説明が行なわれ、試合を開始。初心者から男女の幼々年(8〜10歳)、幼年(11〜13歳)、少年(14〜16歳)までのカテゴリに分かれ、個人・団体戦で日頃の成果を競い合った。
団体戦では福博チームが少年と幼々年を制覇、幼年の部では日教寺チームが優勝を果たした。
大会結果の報告に来社した林義宣同連盟副会長、大塚俊彦役員によれば、昨年の大会出場者は115人で、今年はやや増加した。林さんは「試合がうまくなった」と大会を振り返りながら、「子供の時からやることで、世界に通用する選手が育つ。選手が増えてきており、頼もしい」と話していた。
同連盟では7月に全伯有段者大会を開催する予定だ。
大会結果は次の通り。(カッコ内は所属チーム、敬称略)
【初心者】1位=高橋ビトル(三重)、2位=梶岡マサオ(日教寺)、3位=ウーゴ・ドス・サントス(サンカルロス)、井上ニコラス(日教寺)【幼々年・女子】1位=高橋オト(三重)、2位=山本ヤスミン(福博)、3位=カミーレ・ダ・シルバ(スザノ)、立花アマンダ(ペレイラ・バレット)【幼々年・男子】1位=林ギレルメ(福博)、2位=土田エルトン(福博)、3位=伊藤アレックス(福博)、染谷ロジェル(文協)【幼年・女子】1位=藤倉ジュリアーナ(福博)、2位=山元ニコーレ(福博)、3位=千葉アナ(日教寺)、中尾キヨミ(福博)【幼年・男子】1位=花城ルイス(日教寺)、2位=柳田ギレルメ(日教寺)、3位=清田ペドロ(スザノ)、西村ラファエル(日教寺)【少年・女子】1位=ジュリアーナ・アユミ(スザノ)、2位=安楽カレン(福博)、3位=植田カロリーナ(スザノ)、伊藤ルシアーナ(福博)【少年・男子】1位=植田ヘクトール(スザノ)、林ロドリゴ(福博)、3位=高山元成(三重)、趙フェリッペ(日教寺)【幼々年・団体】1位=福博、2位=三重、3位=文協、スザノ【幼年・団体】1位=日教寺、2位=福博1、3位=三重1、国士舘【少年・団体】1位=福博、2位=スザノ、3位=日教寺、ペレイラ・バレット。