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世界最大級の参加者競う=カーニバルのブロッコ行進=リオのボーラがガロを抜く?

ニッケイ新聞 2011年3月8日付け

 リオ市カーニバルで、5日のブロッコ(Bloco)ボーラ・プレッタ(コルドン・ダ・ボーラ・プレッタ)の行進に200万人が参加し、ペルナンブコ州レシフェ市のブロッコ、ガロ・ダ・マドルガーダの世界最大ブロッコの記録を抜いたと7日付エスタード紙サイトが報じた。
 最も多くの〃遊び騒ぐ人(フォリオン)〃を集めるグループとして、1995年にギネス・ブックに載ったガロ・ダ・マドルガーダは4日、26台のトリオ・エレットリコと4台の山車を繰り出して第34回目のパレードを開始。昨年より10万人多い160万人の参加者を集めた。
 今年のガロは、テーマとして作曲者のルイス・バンデイラへの顕彰も兼ね、カーニバル時期に故郷に帰ってくる遠くに住むペルナンブコの人たちを称えるために、フレヴォ(Frevo)『Voltei、Recife』(帰ってきたよ、レシフェ)を選んだ。
 ガロは1978年にエネアス・フレイリによって設立され、初めてパレードを行った時には75人の参加者しかいなかった。
 一方、リオのボーラ・プレッタは5日、天候が悪く小雨が降ったにも関わらず、地元の人や観光客200万人を集め、リオ中心街の通りをフォリオンで埋め尽くした。
 ボーラ・プレッタは年々参加者の数を増やしており、今年はガロの記録を抜き、世界最大のブロッコとなった。
 リオのエドゥアルド・パエス市長は、ボーラ・プレッタが記録を抜いたことを祝った後、リオ市内でのカーニバルは限界と認め、ブロッコに対し厳格な規制を作ることを発表。来年のカーニバルにはギネス・ブックの人達を招待し、ボーラ・プレッタが世界最大のブロッコであることを認定してもらうとも述べた。
 また、カーニバル初日の4日、リオデジャネイロの通りで排尿をしたとして少なくとも178人が逮捕された。内13人は女性、2人は外国人。また、リオ市立の都市清掃会社(Comlurb)は5日、3チームの有名ブロッコ通過後、30・38トンものゴミを回収したと発表した。