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ニッケイ新聞 2011年3月15日付け

 ニッケイ新聞では東日本大震災で亡くなった方々に哀悼の意を表すために、震災追悼法要が行われる今週木曜まで、伯字紙の習慣にならい日系社会面の左上に特別に2本の黒線を入れる。被災した地方の県人会だけでなく本紙にも連日、ブラジルメディアが詰め掛けている。今回の大震災に対する対処は、日系社会内に留まらずブラジル社会と手を取り合って大々的に行うものになりそうだ。なお日本時間14日午後11時現在、在京ブラジル大使館広報によればブラジル人震災死亡者は確認されていない。
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 宮城、岩手、福島の3県人会で伯メディアからの取材が相次いでいる。岩手では11日の深夜1時過ぎからグローボ局が関係者を取材。一方の宮城では、1803年に最初にフロリアノポリスに到着した若宮丸の日本人が石巻の出身だったことから、サンタカタリーナ州のラジオ局からも電話が来たそうだ。本紙を訪れた14日にも、宮城は3件、福島は1件の取材を受けてから来社。福島では県人会に戻った後にもう一つと、3人とも疲れた表情を見せていた。