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W杯サンパウロ市会場=40日間以内に問題解決=イタケロン建設まであと一歩

ニッケイ新聞 2011年3月19日付け

 国際サッカー連盟(FIFA)が2014年のワールドカップのサンパウロ会場として認めた、サッカークラブ・コリンチアスのサッカースタジアム、イタケロンの建設が約40日間で始まると、18日付フォーリャ紙が報じた。発表は17日に行われたサンパウロ市の法都市技術委員会の会合後に行われた。
 フォーリャ紙のレポートによると、スタジアムのコンセプトは、通常の注意事項程度で承認されており、建設実現に向けた第1難関は突破した事になる。
 コリンチアス側が建設工事を開始するには、委員会が指摘した問題を解決することが必要で、現在残っている問題点としては、建設場所の地下を通るペトロブラスの配管の件、サンパウロ市の交通局と環境局の許可取得が上げられている。また、サッカークラブは地域の空軍司令部にスタジアムの高さを報告する必要がある。
 これらの措置には少なくとも40日間かかるため、スタジアムの建設開始時期は5月上旬まで遅れると見られている。
 コリンチアスは、近日中に、スタジオ建設資金としての基金の形成を予定している。
 2014年ワールドカップ地方組織委員会によれば、コリンチアスは、同スタジアムのプロジェクトがFIFAに承認されるために不可欠な情報を盛り込んだ書類を、すべて揃えて提出済みだという。