ニッケイ新聞 2011年3月19日付け
ジルベルト・カサビサンパウロ市長は、震災の被害者に弔意を表す記帳が行なわれている在サンパウロ日本国総領事館を18日午前に訪れた。総領事館によれば、現市長の訪問は極めて異例。
出迎えた大部一秋総領事とともに一分間黙祷し、犠牲者の冥福を祈った。沈痛な面持ちでゆっくりと時間をかけ、丸々1ページを使い、「我々の親愛なる友好国である日本のためにブラジル国民が祈っていることを知ってほしい」などとメッセージを寄せた。
カサビ市長は記者らの質問に対し、「サンパウロ市は今回の震災被害に対して、いかなる協力も惜しまない。要請があれば、復興支援の準備もある」と話した。