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サンパウロ市の生活費上昇=世界で21番目に高価

ブラジル国内ニュース

ニッケイ新聞 2011年3月22日付け

 景気や所得の上昇、市民が高級なステータスを求めるようになったなど、いくつかの要因がサンパウロ市での生活費を高くしていると21日付エスタード紙が報じた。
 アメリカのニューヨークタイムズまでもが気付いており、先週公開されたレポートでは『何がサンパウロをサンパウロのようにする』—高層ビル、渋滞、洪水、ナイトライフ、最近では法外な価格までと言われている。
 外国人観光客や州都周辺の住民にとって高い市となってきている。
 サンパウロは現在、アメリカで最も生活費のかかる街で、グローバルリサーチによると、州都のジムはロンドンのジムに比べ2倍も高く、夕食の値段はパリよりも高い。
 税負担は、常に主要な問題であり、2010年の個々の納税者への税負担は、2002年の1732・89レアルから、2268・75レアルに増額している。
 まだ、他にいくつかの要因がある。経済の加熱、消費者の新たな大量のエントリを高めるためなどが原因。
 またパウリスタには、『サンパウリーノ・コスト』というのもがあり、より多くの製品や場所に高級の外観を与えるためには別途課金される。(コンサートの入場料に500レアル、映画館デ25レアルや夕食で200レアルでも払う人がいる)
 また、ビックマック指数(ビックマック1個あたりの値段)でも、アメリカでは3・70ドル、アルゼンチンでは3・40ドル、中国では1・80ドルに対し、ブラジルは4・40ドルとブラジルの高値がうかがえる。