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東西南北

ブラジル国内ニュース

ニッケイ新聞 2011年3月22日付け

 埼玉在住の斉藤ヴァルテルさんによると、東日本大震災被災地の仙台市と女川市在住のブラジル人の多くが、退避より現地に留まると返答したという。今回派遣されたバスではブラジル人10人が退避したものの、電気や水道が復旧した仙台では、日本人と結婚している人達が、ライフラインが確保されたから急いで退避する必要はないと答え、退避者は4人のみだった。退避はしなかったが、届けられた医薬品などを涙を流して受け取った人もおり、「自分達は命を救っていると実感した」という。
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 サンパウロ市当局が18日、2月1日〜3月15日に病院を受診した結膜炎患者は5万405人で、流行状態と発表。カーニバル後は悪化との予想通りの急増ぶりで、クリニカ病院では18日午前中だけで200人を診察した。結膜炎流行はサンパウロ市だけではなく、リベイロン・ボニートも患者急増、ジャボランジでは授業中止など。予防法は、頻繁に手や顔を洗う、目をこすらない、タオルなどを共用しない、人ごみ回避、プールに入らないなど。
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 サンパウロ州海岸部のサントス市で、男の双子を生んだはずなのに、看護士がオムツ交換した時に、一人は女と判明し、大騒ぎになっている。取替え騒ぎか否かを確認するためのDNA鑑定を行い、結果待ちだが、双子のはずが一人になったり、男児が女児に替わったり、不思議な事件が続いている。