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61年4月のぶらじる丸=スザノで50周年同船会=4月

ニッケイ新聞 2011年3月24日付け

 1961年4月12日サントス港着「ぶらじる丸」の同船者会が4月16日にスザノ市で開かれる。今年は渡伯50周年の節目。世話人の三橋延吉、斎藤俊夫、鈴木啓三、大谷千鶴子、佐藤晋平さんが来社し、「大きな区切りなので広く声をかけたい」と参加を呼びかけた。
 同船の移住者は約800人で、家族移民、力行会の青年や花嫁などが渡伯した。今までも昼食会や、40周年、45周年で小規模な集まりを催すなどしてきたそうだ。
 航海中は他の移民船同様、運動会や赤道祭などの催し。8人いた花嫁の一人、大谷さんは新聞班員として船長インタビューも行ったと振り返る。一人の婦人が亡くなり、水葬で弔ったこともあったという。
 今回の集いは「ゆっくりできるように」とスザノ在住の同船者のシャカラで開催し、昼食を共にしながら親睦を深める。ブラジリアからも出席する予定という。一行は「過ぎし思い出など一日ゆっくり語り合いましょう」と呼びかけた。
 参加する人は4月10日までに各世話人に連絡するよう求めている。孫の世代は会費不要。詳細は各世話人まで。
 連絡先=11・4692・1379(鈴木)、3031・6132(斎藤)、3082・4408(塚元)、5011・8568(三橋)。