ニッケイ新聞 2011年3月29日付け
ブラジル赤十字とACAL(リベルダーデ文化援護協会、池崎博文会長)が共同で実施する東日本大震災被災地への募金活動が26日からリベルダーデ広場で行われている。
初日の26日は午前10時ごろから、東洋市の一角に受付け所を設置。仏教連合会による震災犠牲者の位牌の横で担当者が寄付を受付けていた。
ACAL理事の小林マウリシオさんによれば、午後1時ごろまでに120人ほどが訪れたという。安全のため、一日の間に定期的に同広場内のブラデスコ銀行に預け入れを行う。「ACALと赤十字がやっているということで安心感をもって寄付していただいていると思います」と小林理事は話す。
募金活動の期間は90日間を予定。今週と来週は毎日、午前10時から午後5時まで受付け、その後は週末だけ実施する見通しだという。寄せられた募金は伯赤十字を経由、諸経費として10%を引いた90%が日本の赤十字へ送られ、物資など被災地の救援に使われる。