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不明姉妹の遺体見つかる=住宅付近の茂みで発見=首や胸には銃創や刺し傷

ニッケイ新聞 2011年3月30日付け

 28日、サンパウロ州内陸部クンニャ市サマンバイヤ区の茂みの中から、23日以降行方不明になっていた姉妹が遺体となって発見されたと29日付エスタード紙などが報じた。
 23日から行方がわからなくなっていた15歳のジュリアナさんと16歳のジョゼリーさんは、28日早朝、クンニャ市の農村地域の茂みの中から死体で見つかった。
 首の回りに刃物によってつけられた傷があったほか、銃弾による傷があることが確認されており、発見時には既に腐敗し始めていた。
 遺体はグアラチンゲタ市の法医学研究所(ILM)へと送られ、検死が行われた。ジョゼリーさんの遺体には、胸と頭に1発ずつ、ジュリアナさんの遺体からは頭に3発と胸に1発の銃創が見つかった。
 また、研究所には、二人が性的暴力を受けたかどうかを判断するためにサンプルが送られた。
 グアラチンゲタ警察署長のサンドラ・マリア・ピント氏は、捜査線上には何人かの容疑者が浮かんできており、前科があって逃亡中の犯罪者の名前も挙がっていると述べた。彼女によると、逃亡中の犯罪者は最近町に引っ越してきており、姉妹の一人の美しさについて話していたのを聞いた証人がいるという。
 姉妹は23日夕方、学校からバスで帰宅中、農村地域で降りたのを最後に姿を消した。
 2人の遺体は警察犬によって、自宅そばの茂みの中で発見された。警察は、28日朝、匿名者からの通報後、地域を特定して捜索を行っていた。

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