15日未明、サンパウロ市カンポ・ベロ区の住居内でエンジニアのエイジ・サトウさん(68)が亡くなったとG1サイト15日付が報じている。遺体の傍には殺虫剤のビンが見つかっており、警察は毒殺および自殺の可能性をみて調査している。
救出に訪れたチームは、アパートの部屋でエイジさんと息子が倒れているのを発見したが、エイジさんはすでに事切れていた。妻も意識を失ったまま、吐しゃ物にまみれた状態でソファに座っていたという。
市警によれば、風呂からあがった息子が、はじめに父親が床に倒れているのを発見。父親が窒息するのを防ごうと頭を抱えたが、自身も異臭を吸い込み失神した。息子と妻はサンパウロ病院に運ばれた。
サトウさんの兄弟によれば、アパートには強盗などに荒らされた形跡はなかった。「妻は認知症を患っていたが、ごく普通の家庭だった」という。
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