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東日本大震災慈善サッカー=ジーコ、日本からカズも=クリチーバで7日

ニッケイ新聞 2011年4月2日付け

 ジーコ元日本代表監督やJリーグ経験者など日本にゆかりのあるサッカー選手らによる「震災支援サッカー大会」が7日午後7時半から、パラナ州クリチーバ市にあるアレーナ・ダ・バイシャーダ(収容人数約2万5千)で行なわれる。
 ジーコ元監督ほか、ロマリオ、エジムンド、ジーニョ、ベベット、ビスマルク、ライ、ジャウミーニョ、ジョルジーニョ、ジュニオル元選手らが参加、日本からは横浜FCで活躍する三浦知良選手も駆けつける。
 パラナ州政府、クリチーバ市、州スポーツ局、2014年W杯特別局の共催。パラナ日伯文化連合会の協賛。
 パラナ州カスカベル市に住む元鹿島アントラーズのアルシンド氏が、パラナ州選出の西森ルイス下議、州スポーツ局に提案、州を挙げての実現が決まった。
 すでにベット・リッシャ知事や州関係者、西森下議、山口登・在クリチーバ総領事らによる会合が開かれ、日伯相互の協力関係が確認されている。
 ジーコ元監督、リッシャ知事からの招待状を受けて来伯する三浦選手は、「ブラジルでこうした動きが出るのは嬉しい」とブラジル側で負担するとした渡航費などを「義捐金にして欲しい」断わり、自費での参加を希望したという。
 西森下議は「知事をはじめ、日本のことをみんなが心配しており、すぐに州の事業にすることが決まった。当日に試合を観に来てほしい」と話している。
 入場券は20レアル(学生や子供は10レ)5日から同スタジアムで販売される。