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対イスラエル交易に活気=自由貿易協定で輸出が急増
ニッケイ新聞 2011年4月7日付け
2010年4月に発効となったイスラエルとメルコスル間の自由貿易協定により、ブラジルも恩恵を受けていると6日付フォーリャ紙が報じた。
減税などの対象となる品目は8千に上り、対象品目は今後10年間でさらに増える見込みだ。
ブラジルの場合、主要輸出品目である牛肉も対象となった他、チョコレートや様々な材料を使ったお茶、蜂蜜なども取扱量が増加。2010年1、2月には404億ドルだったイスラエル向け輸出額は、今年の1、2月には912億ドルに増えるなど、ドル安、レアル高で輸出が頭打ちになっていたブラジル産業界には明るい材料となっている。
ラ米以外の国との自由貿易協定はイスラエルが初めてで、専門家はより多くの国と同様の協定を結ぶ事で市場開拓が容易になると提言している。