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日本食品の輸入に新基準=12都県の品は厳重検査

ニッケイ新聞 2011年4月12日付け

 3月11日発生の東日本大震災による福島第1原発事故とその後の経過報告を受け、ブラジルが日本からの食料品に対する輸入基準を強化した。
 11日付官報掲載の新基準によると、個人での食料品輸入は全面禁止。それ以外の輸入も、グアルーリョス、カンピーナス、リオ(ガレオン)の各空港とサントス港、リオ港経由に限定し、放射性物質量が安全基準以下である事を証明する日本の公的機関発行の書類提示を義務付ける。
 また、東京、福島、群馬、茨城、栃木、宮城、山形、新潟、長野、山梨、埼玉、千葉の12都県産の品については、リオ市とサンパウロ市にある研究所にサンプルを送り、安全が確認されたものだけを引き取り可能とする。
 同基準は官報掲載の11日から発効で、基準にそわない場合、廃棄または発送元に返品のいずれかの処置をとるという。