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ブラジル=国民6人に対し車1台=使用年数は約9年に短縮
ニッケイ新聞 2011年4月13日付け
10日付エスタード紙によると、ブラジル国内の自動車登録台数は、ここ10年で61・3%増加し、3240万台に達した。一方、同期間中の人口は12・3%増の1億9070万人に増え、国民6人に自動車1台の割合となっている。
2000年は8・4人に1台だった割合が、2010年は5・9人に1台に上がった。アルゼンチンでは、4・5人から5人に1台の割合。
計算は乗用車と軽商用車、トラックとバスを対象にしており、登録台数の内94%は乗用車と軽商用車が占めている。
国内で使用されている自動車は、台数が増えるにしたがって、全体的に新しくなっている。
現在国内を走っている自動車の42%は、使用年数が5年未満の車。一方、管理や性能面、排気ガスの排出量などから使用の限界と考えられている製造後20年以上の車は、130万台が未だに使用されている。
全国自動車部品工業組合(Sindipecas)の統計によれば、2007年は9年以上だったブラジル国内の自動車の平均使用年数は、2010年には8年8カ月まで短縮。11年〜20年までの自動車は23%。
登録された自動車の70%は、サンパウロ、ミナス・ジェライス、リオデジャネイロ、パラナ、リオ・グランデ・ド・スルの5州に集中しており、北部および北東部、中西部で自動車台数が増え始めたのは最近。
また、注目を引いているのはフレックス燃料車で、2004年には全体の2%のみだったフレックス燃料車が、現在は全体の39%まで増えており、アメリカに続く世界2位となっている。ガソリン車は全体の72%から52%へ、アルコール車も16%から5%へと減少した。