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ニッケイ新聞 2011年4月13日付け

 西部アマゾン日伯便りによれば、マナウス市の同協会では16日(土)に東日本大震災義捐金バザーを行う。午前9時〜11時、午後2時から4時までの入れ替え制だという。これは日本語教室の教育を兼ねて行われるもので、生徒と先生が一緒になって「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」などと声を出すという。当日集まったお金は全額、日本への義捐金にする予定。同市在市住者はふるってご参加を。
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 9日に亡くなったサントアンドレーの本村巌さんは、地元ABCやブラジル相撲連盟で役員を務め、相撲の普及に尽力してきた人物。昨年終わりには、今年の全伯大会のための総合優勝杯と総合優勝旗を連盟に寄付し、特に真紅の優勝旗はわざわざ日本で作ったものだという。またそれ以外に、編纂が予定されている相撲連盟50年記念誌の製作費も寄付していたそうだ。「まるで自分の寿命が分かっていたよう」と関係者は話す。連盟では優勝旗を取りきりでなく、持ち回りとして故人の功績を伝えていきたいとしている。