ニッケイ新聞 2011年4月14日付け
ブラジル郷土民謡協会の定期総会が1月に開かれ、創立時から会長を務めた桜庭喜太郎さんに代わり、斎藤美恵さん(79、茨城県)が新会長に就任し、星野幸次郎第1副会長、福田稔男理事、馬場アヤ子会計とともに先月本紙を訪れた。
郷土民謡協会は平成元年(1989年)、ブラジル民謡同志協会から分かれて設立。日本民謡協会のブラジル支部として全伯大会でブラジル代表を選考し、毎年日本の全国大会に派遣している。今年の全伯大会は8月7日に予定。毎回120人ほどが出場するという。
副会長から新会長に就任した斎藤さんは1歳で渡伯。カラオケから民謡を始めて20年になり、93年にはブラジル代表として訪日した。「民謡は一曲一曲、何十年歌っても気持ちは同じ」と魅力を語る。
最近では「若い人も少しずつ入ってきている」という。斎藤会長は、「民謡そのものは変えられないけど、後世に残すためやり方を少しずつ変えて、若い人が親しみを持てるようにしたい」と抱負を語った。
主な新役員は次の通り。(任期は2011−12年、敬称略)
名誉会長=桜庭喜太郎、相談役=坂口光喜、会長=斎藤美恵、第1副会長=星野幸次郎、第2同=保坂栄千雄、第3同=中野春美、第1書記=福田愛子、第2同=戸田マルタ、第1会計=馬場アヤ子、第2同=隈本久美子、会計(補)=藤原ヨリ子、企画1=福田稔男、同2=桝永八重子、総務1=北原民江、同2=宮野恵美、〔地方支部〕アラサツーバ=佐久間勲、ロンドリーナ=平間靖旺、マリンガ=清水弘之、アルタ・パウリスタ=樋之上一夫、サントアンドレー=桝永八重子、ミナス=棈木幸一、ポンペイア・バストス=佐々木道子。