ニッケイ新聞 2011年4月30日付け
サンパウロ市では、週末の30日、5月1日にインディ・レーシング・リーグやサッカーのサンパウロ州選手権準決勝、労働者の日の祝祭などが行われ、市内は非常に混雑すると、28日付エスタード紙が報じた。
インディ・レーシング・リーグの『サンパウロ・インディ・300』では、週末にサンパウロ市に来る観戦者は1万5千から2万人と予想。ほとんどはサンパウロ州内陸部(カンピーナス、ソロカバ、サントス)や南部、南東部の州から来る人達だが、アルゼンチンやアメリカ、ウルグアイやイングランドなどからも観戦者が来る。
サンパウロ州選手権準決勝は週末の2日間に亘って行われ、土曜日はサンパウロとサントスがモルンビー・スタジアムで、日曜日はコリンチアンスとパルメイラスがパカエンブー・スタジアムで、決勝進出をかけた試合を行う。
労働者の日の祝祭は、フォルサ・シンジカル主催の『Festa da Forca』は5月1日の朝7時から18時までバーハ・フンダ区のマルケース・デ・サンヴィセンテ大通りで行われ、国内の有名歌手によるコンサートなどが予定されている。入場料は無料で、コンサートの途中、乗用車20台の抽選会も催される。
また、中央労組(CUT)の集会は、土、日曜日朝9時からアニャンガバウーで行われ、1日はゼゼ・カマルゴのショーも予定されている。
こういったイベントの影響で宿泊客が殺到する市内のホテルでは、土、日曜日の宿泊料を平均10%値上げしている。
サンパウロ市のConvention & Visitors Bureauのマネージングディレクター、トニ・サンド氏は、「この種のイベントは、多くの観光客の興味を引かないが、観戦するためならお金を惜しまないようなファンが来る。こういった事は、サンパウロ・ファッション・ウィークやストック・カーでも起きる」と述べた。
サンパウロ・インディ・300では一部の道路がコースとして使用されるため、練習日の29日以降、通行止めになる道もあるので、出かける際は注意が必要だ。