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大耳小耳

ニッケイ新聞 2011年5月6日付け

 聖南西和太鼓選手権で2連覇を成し遂げたオザスコの「轟太鼓チーム」。同チームは昨年の全ブラジル和太鼓選手権でも優勝し、今年の3月に日本で開催される全日本和太鼓選手権大会にブラジル代表として参加する予定だったが、3月の東日本大震災により大会は一時開催中止を決めていた。その後、8月に全日本大会が名古屋で実施されることが決定。轟太鼓チームは明るさを取り戻したようだ。8月9日〜19日の滞在中は、ブラジル人子弟が学ぶ学校でも演奏する予定だという。
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 在伯の日系旅行社が閑散とする一方で、各日本支社の電話は鳴り続けた。某旅行社幹部は「地震発生直後、ブラジルへ帰りたいという問合せが殺到し、電話が繋がらなかった。3月の渡伯者数は例年より5割も増加した」と語った。ブラジルで心配する家族に促され、帰伯後の就労の目処が立たないまま「片道切符」を求める人が増加しているようだ。