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ニッケイ新聞 2011年6月3日付け

 MOAインターナショナルの自然農法指導者の富田セルソさんは、農薬を減らす指導をしているために「農薬製造会社から命を狙われている」という。シャレにならない発言だが、十分にありえると納得できる素地が当地にはあるよう。この自然農法の野菜はサンパウロ市の健康増進センター(ブリガデイロ・ルイス・アントニオ街2344番、7階、電話=11・3294・8105)で平日にも購入できるが、特に月、水、木曜日の午後には新鮮なものがあるとか。まとまった注文があればサンパウロ市内の配達も可能とのこと。リベルダーデでも買える店があればいいのに、との声も。
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 クリチーバで4月にあった東日本大震災慈善試合で2得点を入れた元日本代表監督のジーコ氏が2日、カシマスタジアムで行われる慈善試合(4日)に参加するため訪日中だ。日本を訪れるのは5年ぶり。日本のメディアの取材に「長男の嫁が日系人。12月に生まれる孫は日本人になる」と話したという。ということはお嫁さんは二重国籍保持者? ジーコ自身も「日本との縁をすごく感じる」とか。
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 今週末から各地でフェスタ・ジュニーナ(6月祭り)が行なわれるが、「希望の家」でも5日午前10時から開かれる。入場料30レアル。念願の救急車の披露も。救急車の改造には車の購入費と同じくらいの金額がかかると聞いて驚いたが、さらに救急車として利用するためには付き添いや運転手の研修も必要になるとか。メンテナンスにも気を遣うし、寄付を受ける側もそれなりにたいへんだが、研修も終えてお披露目を前に準備万端。長年の夢が叶った関係者の顔は明るい。