ニッケイ新聞 2011年6月4日付け
ブラジル沖縄県人会(与那嶺真次会長)が8月27日に開催する同会創立85周年記念式典に出席するため、仲井眞弘多知事が初来伯する。
沖縄にある42市町村のうち約30の町村関係者が慶祝団として来伯、28日には在伯出身者らにより、歓迎会も予定されている。
ペルー沖縄県人会創立100周年(21日)、アルゼンチン沖縄県人会創立65周年(24日)にも出席、南米のウチナンチューとの絆を深める。仲井眞知事の南米訪問は初。
ブラジル入りは26日。翌27日には母県から4千万円の助成金を得て08年に落成した移民資料館(ジアデマ市・沖縄文化センター)を視察、午後3時からリベルダーデ区の県人会館(Rua Tomas de Lima, 72)である「記念式典・芸能祭」に出席する。
翌28日、イビラプエラ公園内にある開拓先没者慰霊碑に参拝、同日夜日本に向けて出発する。
「内輪だけで祝おうと思っていたんだけどね」と当初の計画を笑いながら話す島袋安雄実行委員長(67、浦添市)は、知事の初来伯決定を受け準備におおわらわながらも、「わずか2日間、駆け足でのご訪問だが、ブラジルの県人の活躍を見てもらいたい」と張り切っている。
詳細は沖縄県人会(11・3106・8823)まで。