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東西南北

ニッケイ新聞 2011年6月8日付け

 チリ南部のブジェウエ火山が4日に噴火し、アルゼンチンやブラジルでもその影響が出始めている。同火山の噴火は半世紀ぶりで、高さ10キロまで舞い上がった噴煙に覆われた空からは落雷も。近隣の住民3500人以上が避難しており、火山灰はアルゼンチンやブラジル国内まで達した。ブエノスアイレス市内の空港も7日は完全閉鎖で、ブラジルやアルゼンチン、チリ、ウルグアイやペルー間の航空便運行にも影響が出ている。
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 冬本番を前に強い寒波に襲われた南東部などでは、動物達にも寒さ対策が施されたと6日付G1サイトが報じた。犬の入浴サービスを行うペットショップでは、温度計を見ながら暖房装置を使ったり防寒服を着せたりした他、動物園ではえさに一工夫、赤外線暖房を入れたとの報告も。サンパウロ市辺りでは、昔は暖房装置など不要だったという声も聞くが、街中を歩く人々がジャンバーやマフラーを使う姿も当たり前に。
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 南部や南東部が乾燥続きだというのに、ロライマ州では大洪水—。過去35年で最悪の増水と報告されたのは同州南部のブランコ川。4日には警戒水位より9・6メートル高いとされていた川の水位が、6日夜は10・8メートルに達し、15市に非常事態宣言が発令された。国道174号線も3日から通行止めとなるなど、多くの町が陸の孤島と化している。