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サンパウロ市=木々が倒され市内で停電=最高風速128キロ/時を記録
ニッケイ新聞 2011年6月10日付け
南部と南東部を7日に襲った暴風の影響で、サンパウロ市では8日も停電や断水などの被害が相次いだと9日付エスタード紙が報じている。
寒冷前線と南大河州北部で発生した温帯低気圧による暴風は最高風速128キロ/時を記録。180本もの木々をなぎ倒して落ち着いたものの、サンパウロ市内では至る所で停電が続き、数万人の生活に被害をもたらした。ABC地区を含む一部地域では9日まで停電が続いていた。
エレトロパウロ社(サンパウロ州電力配給会社)では大サンパウロ圏の配線修理には1800人を動員したというが、回復が遅れたのは、アウト・ダ・ボア・ヴィスタやブンタンタン、ポンペイヤ、ヴィラ・マリアナ、ピニェイロス、モルンビー、バーラ・フンダ、サント・アマロなど。北部のリモン区などは部品不足で9日朝も停電が続いている。
また、北部のフレゲジア・ド・オー区ではスクールバスの上に木がなぎ倒されるという事故が発生したが、被害者は出ていない。