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東西南北

ニッケイ新聞 2011年6月10日付け

 ブラジル杯決勝ヴァスコ対コリチバ戦第2戦が8日にパラナ州クリチバで行われ、リオ州のヴァスコが初優勝を決めた。どちらが勝っても同杯初優勝というカードは、1日に行われた第1戦を1対0で制していたヴァスコが、第2戦で先制しながらも3対2で落とすという展開だったが、アウエーでの得点を重く見るというルールにより、初タイトルをものにした。優勝者は自動的に翌年のリベルタドーレス杯出場権も得るため、リ杯出場確定一番乗りともなったヴァスコ。敵地で優勝を決め、喜ぶ選手達に何かが投げつけられたのは残念だが、次はブラジル選手権の長丁場が始まる。
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 5月24日に起きた、パラー州の環境保護活動家、ジョゼ・クラウジオ・R・ダ・シウヴァ、マリア・ド・エスピリトサント夫妻殺害事件は全国の注目を集めたが、9日付G1サイトに、二人の飼い犬ブレイクが、ノヴァ・イピシュナの家を離れず、帰らぬ主達を待ち続けているとの記事。彼らが育てていた樹木が〃孤児になった〃との表現や殺害の容疑者逮捕の記事は別の新聞にあったが、製材業者や農場主達から脅迫されており、転居したというクラウジオ氏の妹は、「まるで二人が旅行から帰ってくるのを待つかのように、兄の仕事着を傍に同じ所で待ち続けている。ブレイクは孤児になってしまった」と表現している。