ニッケイ新聞 2011年6月10日付け
押し花アート展が11日からブルーツリーホテルで開催される。絵の具で描く絵画とは違い、押し花は素材集めから始まる。集めた素材は10日間、毎日押し紙を取り替えながら乾燥させ、1週間かけて絵の形にする。変わったものでは茄子が用いられ、生き物の瞳に変身するとか。「押し野菜」との指摘が来そうだが、茄子は料理以外でもいい〃味〃を出すようだ。
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サントス厚生ホームのフェスタジュニーナ。前園ホーム長によると、昨年までは、援協理事らの食事席が一般客とは別に、一段高いひな壇に設けられていたそう。今年はボランティアらの提案でそれを無くし、一般客と一緒に同じ会場で取ってもらい、交流を深めてもらうようにしたのだとか。コラム子が会場を見渡した限りでは、理事ら含め参加者は皆、和気藹々と良い雰囲気で食事していたよう。
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8月に震災支援をテーマにした日本文化祭を開催するリオ州ペトロポリス市は、最初の日本公使館があった町。1905年に着任した杉村濬公使は移民賛成論を解き、日本移民の端緒を作った人物で岩手県出身。08年、岩手県人会は同地にある公使の墓を整備し、墓参りツアーを実施している。09年のツアーは同祭を主催する日系協会の安見清さんによる案内だったとか。千田会長も現地と連絡を取るようだ。このイベントをきっかけに新たな交流が生まれそうな予感。杉村公使も草葉の陰で喜んでいる!?