ニッケイ新聞 2011年6月18日付け
改修工事が決まったサントス厚生ホーム。前園ホーム長によると、現在、援協本部福祉課とサントス市役所との間で、同ホームと市の提携に関する協議が始められたという。具体的には、今後は非日系人の入居者を受け入れ、デイサービスの提供も検討されているとか。菊地会長のいう「ブラジル社会との融合」の一つか。
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サンパウロ州にある301団体の文化拠点の一つに選ばれたユバ農場。25日の集いは、その活動の一環だそう。現在全伯には約2500カ所の文化拠点があり、各地域に根ざした文化活動が推進されており、各文化拠点同士で交流も行なわれている。ちなみに、舞台となるユバ農場の劇場は今年で設立50周年——。
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ユバ農場では、耕すこと、芸術を営むこと、祈ることを軸にした生活。小原さんは、「農業、芸術活動、神に感謝する、という3つのことは、ゼロから何かを生み出す、という意味では同じであるはず」と話す。今回の活動は、地域の音楽活動がさらに盛り上がるきっかけになるのでは。