ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

麻薬密売に関わる女性増=リオで行方不明のモデルも

ニッケイ新聞 2011年7月1日付け

 南米から欧州やアフリカなどへの麻薬の通り道でもあるブラジルで、麻薬密売に関わる女性が増えていると6月30日付G1サイトが報じた。
 警察の目を嫌う麻薬密売者達は、縄張り争いを避ける意味でタクシーやバイク便を使うなどの方策に加え、検問に引っかかり難い女性(密売者の恋人など)を使って取引するケースが増えているというのだ。
 密売に関与する女性の増加は、全国で身柄拘束中の女性2万8千人の65%が麻薬密売による逮捕であった事でも明らかで、この割合はここ10年で倍増したという。
 リオ市では、ロッシーニャのファヴェーラに住む密売者と付き合っていたモデルとその友人が5月9日から行方不明となっており、6月29日に発見された人骨と思われる骨の鑑定作業中。このモデルの場合、預かっていた麻薬紛失の責任を追及されていたといい、密売者のボスと恋人らへの逮捕状が出ている。

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