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気軽に楽しく書道に挑戦=浄土宗クリチーバ日伯寺

ニッケイ新聞 2011年7月1日付け

 浄土宗クリチーバ日伯寺は13日午後、同寺で2回目の「書こう会」を開き、約10人が参加した。同会は5月に始まった同寺の新しい活動で、「筆を握ったこともない—」という初心者も気軽に参加できる、書道を楽しむ会となる。
 同日は「平和」の文字を課題に、参加者は同寺の開教使大江田晃義さん(あきよし、31、宮城)の説明を受けながら挑戦。参加した子供たちも、思い思いの字を自由に練習した。
 「昔からやりたかった」と、娘さんからプレゼントされた新品の書道道具を手に参加したのは岡本友視さん(ともみ、78、二世)。今年から独学で書道の学習を始めたが、一人では分からない事も多かったそうで、「今日は止め、払いを学べた」と満足そうに頷く。同じく初参加の山口殊市さん(しゅういち、59、二世)は「練習はいいけど、本番の半紙に向かうとどきどきしちゃう」と奮闘したようだ。
 お寺に頻繁に訪れるという美馬都美子さん(二世)は、「書道で自分の漢字の間違いが正せるほか、同会では初めて会う人も多く、人の輪を作る機会にもなる」と参加を楽しんでいた。同寺開教使の大江田さんは、「皆の意見を考えながらやり方を考え、今後もっと開催数を増やしていけたら。皆で一緒に学んでいきたい。経験のない人もぜひどうぞ」と話していた。参加費は5レアル、問い合わせは同寺(電話=41・3014・6268)まで。(長村裕佳子クリチーバ通信員)