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高速鉄道入札は2段階で=無応札受け政府が規定変更

ニッケイ新聞 2011年7月13日付け

 リオ市とサンパウロ市、カンピーナス市を結ぶ高速鉄道(TAV)の入札が無応札に終わった11日、国家陸路輸送庁(ANTT)のベルナルド・フィゲイレド長官が、新たな入札は2段階に分けて行う事を発表した。
 12日付伯字紙によれば、第一段階は技術の提供と施工後の鉄道運行を担当する企業の選定で、2012年の年頭に入札となりそうだ。第二段階では建設工事を行う企業を決めるが、こちらの入札は2012年末の予定で、建設工事着工は早くても2013年となる。
 フィゲイレド長官は工事の開始は当初の予定通りというが、入札が再度延期された事で高速鉄道が2016年のリオ五輪前に完成する可能性は段々遠のいているとの見方が一般的。入札の具体的日時は確定していないが、政府としては、総工費の見積りや政府支出額、経済開発銀行の投資額の変更を行う意思はないという。