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大耳小耳

ニッケイ新聞 2011年7月15日付け

 今日から開催される日本祭り。朝から 杯を傾けたい左党には秋田県人会の高清水がお勧め。耳子も試飲したが口当たりまろやか、静岡の塩辛や岐阜の鮎の塩焼きあたりを肴にクイっとやりたい。1本105レアルで90本限定。中には2ダース購入する猛者もおり、毎年買い込む非日系人の隠れファンも。
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 甘党には青森県人会(玉城道子会長)のりんごデザートがお勧め。果汁、寒天、砂糖だけで作る角切りリンゴ入りゼリーや、羊羹、ケーキ、パステルの生地で包んだパイなどバラエティに富んだもの。りんごは同県と姉妹都市提携を結ぶサンタカタリーナ州サンジョアキンの「FUJI」のみを使用するこだわりぶりだ。
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 日本祭りで母県からそば打ち名人を呼ぶ長野県人会。もちろんのことだが、麺棒からまな板まで全て木が使われている。サンパウロ市により木製の調理器具の使用が禁止されていることから、頭を悩ませた挙句、ラップをまいて対応することにしたそう。そばを打つときもビニール手袋を着用するようで、麺の出来を手の感触に頼るだけに何とも…。