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サンパウロ市=歩行者優先徹底目指す=条例守らぬ運転手に罰金

ニッケイ新聞 2011年7月21日付け

 歩行者保護のための交通市条例に基づく取り締まりキャンペーン実施中のサンパウロ市で、8月8日から、横断歩道上に停まったり歩行者を危険にさらしたりした運転手に罰金を科し始めると20日付エスタード紙などが報じている。
 歩行者優先は国の道路交通法でも規定されているが、現実にはサンパウロ市やその他の都市の運転手は無視している。
 今回の罰金徴収開始は、歩行者優先とその保護を徹底させるために5月11日に発効となった人身事故撲滅プログラムの第3段階だ。
 市中心部やパウリスタ大通り周辺地域はZMPP(歩行者保護強化ゾーン)が最初に設置された場所で、罰金徴収もこの地区から始められる。
 取り締まりの重点は、横断歩道のある場所で歩行者が渡る機会を与えなかった場合や、歩行者が横断歩道を渡りきるまで待たない場合(例え青信号でも)、交差点を曲がる際に歩行者を優先しなかった場合の三つ。
 最初の二つのケースは非常に重大な犯罪とみなされ、罰金191・53レアルに加え、運転免許(CNH)から7ポイント減点される。三つ目のケースは重大な犯罪とみなされ、127・69レアルの罰金と5ポイントの減点が科せられる。
 また、交差点で方向指示器を出さない人や信号が変わった際に横断歩道上に停まった人への取り締まりも強化される。
 サンパウロ市では2010年に約630人の歩行者が死亡しており、今回のキャンペーンは歩行者の死者を減らすことが目的だ。
 8月8日は、1969年にビートルズの有名なアルバムのカバー(メンバーがロンドンの横断歩道を渡る場面)が撮影された日で、「世界歩行者の日」とされている。

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